2024年度「ENA食農連携農業サポート塾」(第3回)を開催!

2024年12月19日(木)、「ENA食農連携農業サポート塾」の第3回を開催しました。

今回は、恵那市環境課との共催による公開講座として、「コンポストと地域循環~コンポストからはじめる恵那のまちづくり」と題して、鴨志田農園代表の鴨志田純氏(東京都三鷹市)にご講演をいただきました。塾生を含む農業関係者だけでなく、環境課題に関心を持つ方々も数多くご参加いただきました。

コンポストとは、生ごみや落ち葉などの有機物を微生物の働きで発酵・分解させて堆肥を作る容器またはその活動のことをいいます。鴨志田農園では、地域住民と生ごみ→堆肥→野菜→地域住民の循環型のつながりを構築し、会員から年会費(代金)前払いで申し込みを受けることで、事業収支の安定化も図っています。都市農業である三鷹市と典型的な中山間地域である恵那市とでは、いくつか条件が異なる点もありますが、鴨志田氏からは、恵那市でも実現可能としてプロジェクト全体の大まかな流れとポイントを助言していただきました。

農業が農産物の供給という使命の実践だけでなく、その地域が抱える社会課題を農業で解決することで、地域にとってなくてはならない農業として価値や意義を高めていくことができるものと思います。 これからの恵那市に期待です。